一人当たり、毎日730グラムのゴミを出している。
朝日新聞の朝刊には毎日、ドラえもんのコラムがあって、昨日は人は毎日どれくらいの量の家庭ゴミを出しているのか、というテーマだった。で、答えは毎日730グラム。これは、あくまで家庭でという話し。ということは、一人が年間で266キロの家庭ゴミを出しているということ。私が住んでいる奈良市は人口36万人だから、1年で10万トンのゴミが排出されているわけだ。でも、これが東京なら、家庭ゴミに加えて、オフィスゴミも相当な量になるんだろうな。
そういえば、30年前に上京して、東京の池尻大橋でひとり暮らしをはじめたときは、ゴミはほとんど出なかったと思う。どんな生活かというと、朝起きて食事もしないで出勤する。仕事が早く終われば、食事をして帰る。つまり外食。風呂屋に間に合えば、できる限り行く。ワンカップ大関を飲みながら寝る。おつまみとかは食べない。では、休みの日は、どうかって?会社は週休2日なんだけど。実際に休めたのは、月に2日か3日くらい。徹夜だって、最低週に1回はあったから。だから、休みの日はひたすらねる。もしくは車で出掛ける。買物をして帰る、なんてこともなかったし、部屋で食事を作ることもなかった。ひたすら外食。この頃は、コンビニもなかったからね。
そんなわけで、すべて外食にすると、ほとんどゴミは出ませんよ。おっと、新聞をとっていたから古新聞のゴミがあったよ。しかしこれも、廃品回収の人が来て、古新聞はトイレットペーパーに変わるのです。ワンカップ大関の空は、またワンカップを買うときに、自動販売機の横に用意してあるワンカップ専用のゴミ箱に捨てるだけ。この頃は、酒の自動販売機も24時間買えたし、いい時代でした。
さて、現代に戻りましょう。暑い毎日です。毎日、麦茶を飲んでおります。この麦茶は、大きいティーバックに入ったものを、寸胴鍋でまとめて4リットルくらいを涌かしております。これを冷ましてペットボトルに詰めて、冷蔵庫に入れるだけ。だから、ペットボトルの飲料水やお茶はまったく買わない。これの方が安上がりで、ペットボトルのゴミも出ない。いい方法ですよ。5年前の東京ひとり暮らしでは、さすがに毎日1個のペットボトルは消費していた。さすがにコンビニ弁当は買わなかった。コンビニ弁当は、食品添加物が多くって、防腐剤や保存料も使われているからね。4ヵ月間、毎日コンビニ弁当の残飯を与えられた豚が死んだなんて、その当時は変な噂もあったから。ま、それを聞いてから、コンビニ弁当は買ったことがない。コンビニ弁当は、容器がゴミになるからね。愛妻弁当を持っていけば、ゴミが出ることもないだろうし。外食は、お箸が割り箸でない、プラスティック箸を使っているところを選べば、ゴミは少なくなる。
よく100円ショップで、何十点も商品を買っている人がいる。これって、それが使われて、やがてゴミになるのも短いだろうなと、私は冷ややかに見ている。100円ショップで洗濯ばさみを買ったことがある。しかし、2年ですべてが壊れてしまった。プラスティックが割れたのだ。しかし10年以上も使っている物は、決して割れない。国産と中国製の決定的な違いだ。寿命が短い安いものを買い求めて、次々にゴミとして排出する。そんなことが続く限り、ゴミは少なくならないだろうな。
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